【IDA】※動画付-空撮中の充電とデータ保管はどうするのか?【南米空撮レポート】
世界初となる空撮映像を公開します。
こんばんは
国際ドローン協会
理事の伊藤 聡です。
世界初の空撮映像
さて、連日南米の空撮レポートを
お届けしていますが、旅も終盤に差し掛かっています。
本日は、世界初の
ドローン空撮映像をお届けします。
南米最後の秘境と呼ばれるアタカマ砂漠
の映像です。
撮影場所の標高は4,300m~4,700mと
人にもドローンにも厳しく過酷な環境。
3日間で1,000kmを超える全行程を
ドローンで使って撮影したのが世界初です。
映像の中には、大自然や動物の姿も
映っていてとても貴重です。
ぜひご覧ください。
https://youtu.be/FkXyTUk9SuQ
※動画はこちら
空撮ツアー中の
撮影データと電源確保
今回のツアーは極端な例ですが
空撮する時は、長時間になればなるほど
撮影データの保存と電源の確保
が重要になってきます。
いかに早く撮影したデータを
安全にSDカードから抜き出して保存するか
そして、長時間の撮影にも耐える
バッテリーの確保と電源の準備
これらが欠かせません。
南米は極端な環境ですが
榎本が今回のツアーでどのように
データの保存とバッテリー充電の確保を
していたのかをご紹介します。
南米での電源事情
3日間のアタカマ砂漠の縦断を終えて
ホテルで撮影機材の充電をする。
とにかく海外では充電を確保するのが大変だった。
何故なら場所によっては
電気の発電を止められてしまう。
南米では24時間電気が使える訳ではなく、
電気を確保することも重要な仕事なのです。
※画像が表示されない方はこちら
http://ida-drone.com/maga/atakama2.JPG
電圧も不安定な時があるから
デジタルデバイスには厳しい。
大きな街なら電気は安定供給されるが
砂漠での電源は車からに頼っていた。
シールドバッテリーの予備を一個
持って行って車で充電して、
それをドローン専用の充電池として使っていた。
※画像が表示されない方はこちら
(シールドバッテリーの画像)
http://ida-drone.com/maga/sb.jpg
砂漠は完全に何もない場所で
原住民以外ほぼ人はいない。
砂漠での電源確保は本当に難しかった。
標高4600m付近での撮影は、
空気がとても薄くバッテリーの消耗が激しかった。
そのためDJIの充電ハブ(4個充電)を
2個持っていきバッテリーを常に充電していた。
バッテリーは全部で12個持っていった。
撮影ツアー中のバッテリー保管
南米に来てすでに50フライトこなしている。
映像データも1.3T(テラ)に達した。
撮影毎にクライアント別にフォルダを分け
データをバックアップ。
3Tの外付けHDDを3つ持っていき、
撮影データは2つのHDDにそれぞれ分けて保存する。
SDカードも使い回しはせず
撮影毎に保存しておく。
局地撮影が多い私が
1番気を使うのがデータの保存。
局地だと撮影データが
壊れることは良くある。
苦労して撮影したデータは
クライアントに渡すまで命をかけて守るのが
大事な仕事の1つ。
そのためには信頼できる
SDカード、HDD、SSDを使用する。
今回は砂漠と高地での撮影なので
砂の対策と気温変化が30度あるので
温度管理もしっかり対策して
撮影データを保護している。
===
榎本からのバッテリーやデータ保管について
お届けしましたが、事前準備の大切さと
とても気を使っていることが
伝わったと思います。
特殊な環境なので、かなり気をつけていますが
普段の空撮でも、バッテリーとデータの保存は
ドローンの生命線です。
これぐらい気をつけても
ちょうど良いぐらいですね。
こういった準備をしっかりするので
アタカマ砂漠でも、キレイな写真を撮ることが
できます。
※画像が表示されない方はこちら
http://ida-drone.com/maga/atakama4.JPG
※画像が表示されない方はこちら
http://ida-drone.com/maga/atakama5.JPG
それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
一般社団法人国際ドローン協会
理事 伊藤 聡
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