【IDA】スマートウォッチやスマホが原因に?ドローンの電波干渉と端末選び
この記事は2019年7月当時の内容をもとに、現在の情報に合わせて書き直して再掲載しています。最新の情報はIDAの講習でご確認ください。
以前、IDAの講習で飛行訓練をしていたときのことです。さあ離陸、というタイミングで送信機にエラーメッセージが出て、離陸できなくなりました。原因を探っていくと、機体を手に持っていた人の腕に付けていたスマートウォッチが思い当たりました。
スマートウォッチは、スマートフォンとBluetoothでつながっていて、常に電波を出しています。機体のすぐ近くで電波を出す機器があると、通信に影響することがあるのです。この記事では、ドローンの電波干渉と、操縦に使う端末の選び方をお伝えします。
目次
2.4GHz帯は「混み合っている」
日本で使われている多くのドローンは、主に2.4GHz帯の電波で機体と送信機をつないでいます。たとえばDJIの送信機の仕様を見ると、日本の基準(MIC)の伝送電力が記載されているのは2.4GHz帯です。
2.4GHz帯は、Wi-FiやBluetooth、電子レンジなど、身の回りのたくさんの機器が使っている帯域です。そのため、電波が混み合いやすく、干渉(混信)が起きやすいという特徴があります。DJI Mini 4 Proの仕様でも、電波の干渉が強い市街地では、映像を送れる距離が大きく短くなることが示されています。
干渉を減らすためにできること
- 離陸前は、機体の近くでスマートウォッチやモバイルWi-Fiルーターなどを使わない
- Wi-Fiの電波が多い場所や、大きな電波塔・送電線の近くを避ける
- アプリに表示される電波の強さや警告をこまめに確認する
- 電波が弱くなったら、無理をせず早めに機体を戻す
なお、5GHz帯の電波については、日本では使える周波数や条件が細かく決められています。ドローンの画像伝送用の5.7GHz帯を使う場合は、無線局の免許と、第三級陸上特殊無線技士以上の資格が必要です。お使いの機体がどの周波数を使っているかは、取扱説明書や仕様で確認しましょう。
操縦に使うスマートフォンの選び方
送信機にスマートフォンを取り付けて飛ばす場合は、端末選びも大切です。iPhone(iOS)でもAndroidでも飛ばせますが、アプリによって対応している端末やOSのバージョンが決まっています。
- 対応端末を確認:メーカーが公開している対応機種やOSのバージョンを確認しましょう。DJIの「DJI Fly」は、Android版をDJIの公式サイトから配布しています。
- OSのアップデートは慎重に:OSを更新した直後は、アプリが対応していないこともあります。大事な撮影の前は、アプリの対応状況を確認してから更新すると安心です。
- 画面付きの送信機も選択肢:スマートフォンとの相性が心配な方は、画面付きの送信機を使う方法もあります。
まとめ
- スマートウォッチなどの電波が、離陸前の通信に影響することがある
- 2.4GHz帯は多くの機器が使う帯域。電波の多い場所では特に注意
- スマートフォンは、アプリの対応端末・OSを確認して選ぶ
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国際ドローン協会(IDA)では、電波やアプリの扱い方も含めて、安全に飛ばすための知識を基礎から学べるドローン講習を行っています。
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