農業におけるドローンの活用方法とは?農業の未来を考える

『スマート農業』が注目を集めています。

スマート農業とは、農家さんの経験に依るところが
多かった農薬散布、肥料や水撒きをITテクノロジーを使って
効率化して生産量を増やそう、という動きのことです。

今回はドローンを使ったスマート農業について
解説していきます。

農業を取り巻く現状の課題

国際ドローン協会、理事の伊藤 聡です。

私はドローン協会以外にも、個人的に兵庫県の淡路島で
農家のお手伝いをしています。

お手伝いをしながら農業を営んでいる方とお話をしていると
様々な問題を農業が抱えていることが分かります。

例えば

・高齢化と後継者不足
・農薬まみれの野菜やお米
・F1種と呼ばれる品種改良された野菜

などです。

ドローンを活用した農業とは少し外れますが
簡単に上記の問題点を解説します。

高齢化と後継者不足

ニュースにもよくなっていますが
高齢化と後継者不足が問題になっています。

食を支えるとても大事な産業ですが
農家全体の平均年齢がとても上がっており
また、実に55%の農家が後継者がいない現状があります。

それに対して、新規就農者が増えず
特に30代以下がとても少なくなっています。

このまま高齢化と後継者不足が続くと
畑や田圃が放置され、大規模農家が増えることになります。

大規模農家が増えることは、効率的な収穫が可能になり
良い点もありますが、ドローン農業とも関係する
デメリットもあります。

農薬まみれの野菜やお米

日本における野菜やお米は大きく

農家が生産する → JAが買い取る
→ 流通に乗り各家庭へ

という流れがあります。

これのどこが問題かというと
JAが買い取る野菜やお米は規格を統一化するために
定められた農薬を決められた時期に散布する必要が
あることです。

スーパーで見る野菜がどれも形が整っていることに
疑問を持ったことはありませんか?

本来、野生で育つ野菜は1つずつ形が違ったり
大きさが違っているのが普通です。

ですが、効率化のために農薬を使用しており
それがそのまま野菜やお米に残っています。

そして、日本で使用できる農薬の中には
特に健康意識が進んでいる北欧などでは
使用が禁止されている農薬も含まれています。

F1種と呼ばれる品種改良された野菜

上記の農薬と同じくF1種と呼ばれる
野菜も問題になっています。

F1種とは、翻訳すると雑種第一代です。

その一世代に限って
安定して一定の収量が得られる品種
という意味です。

これの何が問題かというと
次世代に繋がらないので
農家はF1の種を毎年、購入しないといけず
経済的に大きな負担になっていること、です。

また、作られた存在である
F1種から育った野菜が果たして体にとって
本当に良いものなのか、も疑問が残る所であります。

農業におけるドローンの活用方法

ドローンと関係のない農業の
抱える問題点にも踏み込みましたが
ドローンが農業分野において活躍を
期待されているのは下記の3点です。

1,農薬の散布
2,精密農業
3,害獣対策

農薬の散布

恐らく、一番イメージしやすいドローンの
農業での活用法ではないでしょうか。

ドローンを操縦して、空から農薬を
効率よく撒いていく、ということです。

今はルートを設定しておけば自動操縦できる
ドローンもありますので、年配の方でも簡単に
農薬散布ができます。

精密農業

2番目の活用方法は
精密農業です。

ドローンにはカメラが付いており
動画や写真を撮影して楽しめますが
そのカメラを応用して生育状況を分析して
農業に役立てよう、という活用法になります。

事業用ドローンには、各種センサーがついた
機体もあります。

それらを使って、生育状況がモニタリングできれば
これまで経験や勘に頼っていた、肥料を入れる時期や
収穫時期などを正確に知ることができます。

データが集まれば、より正確に時期を特定でき
農業に初めて取り組む人でも、高い収量を
得ることができるようになるでしょう。

害獣対策

最後の活用方法は
害獣対策になります。

田んぼにカカシが立っているのを
見たことがある方も多いでしょう。

作物を育てていると、自然に近い農法であれば
あるほど、鳥や獣から狙われやすくなります。

野菜や稲を狙いにやってくる
そういった獣から野菜を守るのが
害獣対策です。

まとめ/ドローンの農業活用の未来

ドローンを農業に役立てることの
メリットは

少ない人数で大規模に農業ができること

です。

すべてを人力で行っても
農業は可能です。

しかし、コンバインやトラクターを
使うと効率よく行えるように、ドローンを
上手に使うことで少人数で多くの収量を
得ることができるようになるでしょう。

ドローン以外にも、スマート農法は研究されており
どんどん進化していくはずです。

また、スマート農法やドローンの活用法と同時に
農薬やF1種のことは各自が考えていくべき問題です。

詳しくはこの記事では書きませんでしたが
興味がある方はぜひ調べてみてください。

ドローンをはじめ先端テクノロジーを活用して
国内総生産が上がり、農業が活性化すれば喜ばしいですね。

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