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ドローン空撮のmicroSDカード、どう選ぶ?新製品「Lexar SILVER GO」で見る使い方とメリット、V30・容量・速度の目安

ドローンで撮った写真や動画は、機体に挿したmicroSDカードに記録されます。カメラの性能がどれだけ高くても、カードの書き込みが追いつかないと、録画が止まったりデータが壊れたりする原因になります。それなのに、カードは「なんとなく」で選ばれがちな機材のひとつです。

今回は、2026年10月に国内で発売された高速microSDカード「Lexar Professional SILVER GO microSDXC UHS-I Card」(以下、SILVER GO)を例に、ドローン空撮で使うmicroSDカードの使い方やメリット、選ぶときに見ておきたいスペックの目安を、メーカーや規格団体の公式情報をもとに初心者向けに整理します。

Lexar Professional SILVER GOとは

SILVER GOは、ストレージブランドのLexar(レキサー)が出したmicroSDカードです。国内では総代理店の旭東エレクトロニクス(SUNEAST)が、楽天市場とYahoo!ショッピングのオンライン専売モデルとして2026年10月に発売しました(国内総代理店のプレスリリース)。主な仕様は次のとおりです。

  • 規格:microSDXC UHS-I
  • 容量:国内は64GB/128GB/256GB/512GB/1TBの5種類
  • 速度:最大読込250MB/s、最大書込180MB/s(64GB・128GBは最大書込135MB/s)。対応機器と組み合わせた場合のメーカー公称値
  • 規格の表示:ビデオスピードクラスV30、アプリケーションパフォーマンスクラスA2
  • 耐久性:IPX7の防水、耐衝撃、耐振動、耐X線、耐磁性など
  • 使える温度:-25℃〜85℃(Lexar公式 製品ページ)
  • 国内価格(2026年10月6日時点):64GB 5,180円、128GB 6,480円、256GB 10,280円、512GB 24,280円、1TB 33,380円(プレスリリース)

メーカーは、DJIなどのドローン、アクションカメラ、360度カメラなどでの使用を想定しているとしています。ただし、すべての機器での動作を保証するものではないとも書かれています。

Lexar Professional SILVER GO microSDカード

ドローンの現場でどう使うのか

  • 機体に挿して記録する:飛ばす前にカードを挿し、機体側でフォーマット(初期化)してから撮影します。
  • 撮影後にパソコンへ取り込む:カードリーダーでパソコンにデータを移し、別のSSDなどにも保存して二重に残しておくと安心です。
  • 予備のカードを持ち歩く:撮影が長くなる日は、空のカードを用意しておくと入れ替えるだけで撮影を続けられます。

高速microSDカードを使うメリット

1. 4K動画を安定して記録しやすい

V30は、動画の記録中に最低30MB/sの書き込み速度を保証する規格です(SDアソシエーション)。たとえばDJI Mini 5 Proの最大動画ビットレートは130Mbpsです(DJI公式 仕様ページ)。130Mbps÷8=約16.25MB/sなので、V30の30MB/sはこれを上回ります。

2. 取り込みの待ち時間を短くしやすい

読込速度が速いと、撮影後にパソコンへ移す時間を短くできます。ただし、SDアソシエーションの規格表では、UHS-Iのバス速度は最大104MB/s(SDR104)です(SDアソシエーション)。Lexarによると、250MB/sが出るのは同社のカードリーダー「RW360」と組み合わせた場合です。一般的なリーダーでは、そこまでの速度は出ないと考えておきましょう。

3. 屋外での使用を考えた作り

IPX7の防水や耐衝撃、-25℃〜85℃の動作温度など、海辺や山、寒い季節の屋外撮影を考えた仕様です。

4. 容量を撮影量に合わせて選べる

64GBから1TBまであるので、短い撮影なら小さめ、長時間の撮影なら大容量と使い分けられます。

選ぶときに見たいスペックの目安

最初に、機体の推奨カード一覧を確認する

ドローンメーカーの多くは、仕様ページに推奨microSDカードを載せています。DJI Mini 5 Proの仕様ページでは、Lexar「Silver plus」やKingston「CANVAS GO!Plus」が挙がっていますが、SILVER GOは2026年11月3日の確認時点では載っていませんでした。新しいカードを使うときは、機体メーカーの情報を確認したうえで、本番の前に試し撮りをしておくと安心です。

ビデオスピードクラスはV30以上を目安に

4K動画を撮るなら、機体の推奨に合わせてV30以上を選ぶのがひとつの目安です。

容量は「ビットレート」から計算する

録画できる時間は、容量÷(ビットレート÷8)で計算できます。130Mbpsで撮る場合、256GB(256,000MB)÷16.25MB/s=約15,754秒=約4時間20分です。これは計算上の目安で、実際に使える容量は表示より少なくなります。

撮影したデータの保存方法については、「ドローンで撮った4K写真・動画、どう保存していますか?」の記事もご覧ください。

※ドローンを安全に飛ばすための知識や操縦技術は、IDAの講習でご案内しています。

出典

IDAで、業務につながるドローンの知識と技術を

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