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手持ちカメラが、そのまま空へ。新製品「HOVERAir VERSA」の使い方とメリット、選ぶときに見たいスペック

HOVERAir VERSA 製品写真

こんにちは、国際ドローン協会(IDA)です。

「ドローンで空撮してみたい。でも、ドローンを持ち出す機会はそれほど多くない」。そんな方に注目していただきたい新製品が出てきました。HOVERAirシリーズを手がけるZERO ZERO ROBOTICS(ゼロゼロロボティクス)の「HOVERAir VERSA(バーサ)」です。普段は手持ちのジンバルカメラとして使い、フライトキットを付けると自律飛行するカメラに変わる、少し変わった1台です。

HOVERAir VERSA 製品写真

画像出典:HOVERAir公式サイト(https://jp.hoverair.com/pages/hoverair-versa-line)

HOVERAir VERSAとは

VERSAは2026年8月19日に発表され、9月のIFA Berlin 2026でメディア向けに公開されました。メーカーは自社製品を「ドローン」ではなく「フライングカメラ」と呼んでいます。

本体は3軸メカニカルジンバルを搭載したポケットサイズのカメラです。背面の「MagLatch」という仕組みで、折りたためるフライトキット(67g)をワンタッチで装着できます。メーカーは5,000回以上の着脱耐久試験を行ったとしています。

どんな使い方ができるのか

HOVERAir VERSA 製品写真

画像出典:HOVERAir公式サイト(https://jp.hoverair.com/pages/hoverair-versa-line)

  • 手持ち撮影:旅行や日常の記録、家族やペットの撮影などに。3軸ジンバルで、歩きながらでもブレを抑えた映像を撮れます。
  • ひとりでの空撮:手のひらから離陸し、AIが被写体を認識して自動で追いかけます。フォロー、オービット(周回)、俯瞰、ズームアウトなど、10種類以上の自動飛行モードがあります。
  • 手動での微調整:オールインワンセットに付属するミニコントローラー「MiCo」で、上昇・下降、前後左右、旋回といった基本操作ができます。
  • 3D Worlds:空間をさまざまな角度から撮影し、好きな角度から見られる立体的な3D空間として再構築する機能です。

メリット

いちばんのメリットは、1台で「手持ち」と「空撮」を切り替えられることです。スマートフォン、ジンバル、ドローンを持ち替える手間が減り、荷物も少なくて済みます。空撮の機会が限られていても、手持ちカメラとして毎日使えるので、「買ったのに出番がない」ということになりにくいのも魅力です。

カメラ性能も本格的です。1/1.3インチのセンサーを搭載し、4K/60fps、10-bit HDR、H-Log記録に対応しています。ダイナミックレンジはメーカー公称で17.5ストップ。1080p/120fpsのスローモーションや、縦向き4K/60fpsでの撮影にも対応しているので、SNS向けの縦動画も撮りやすい設計です。

知っておきたい注意点

  • 飛行時間は最大14分:手持ちカメラとしては最大180分使えますが、飛行は1回最大14分です。空撮を長く楽しむなら予備バッテリーを考えておきたいところです。
  • 外部マイクの直接接続には非対応:発表会での説明によると、音にこだわる場合は別に録音して、編集で合わせる必要があります。
  • 飛行時は230gの無人航空機:100g以上なので機体登録が必要で、飛ばす場所や方法によっては手続きも必要です(詳しくはIDAの講習でお伝えしています)。

こうした「飛ぶカメラ」を選ぶときに見たいスペック

VERSAに限らず、手軽な小型の飛行カメラを選ぶときは、次の点を確認すると失敗しにくくなります。

  1. 重さ:持ち歩きやすさと、登録などの扱いに関わります。VERSAは手持ち163g、飛行時230gです。
  2. センサーサイズと動画の形式:夕方や室内も撮るなら、センサーは大きいほど有利です。後から色を整えたい方は、10-bitやLog記録に対応しているかも見ておきましょう。
  3. 飛行時間と予備バッテリー:1回の飛行で何を撮りたいかを考え、必要なバッテリーの数を決めます。
  4. 操作方法:自動飛行だけで足りるか、コントローラーで細かく動かしたいかで、選ぶセットが変わります。
  5. 耐風性能と使える温度:VERSAはメーカー公称で耐風レベル5、動作温度は-10〜40℃です。屋外で使う季節や場所に合っているか確認しましょう。
  6. 保存容量:VERSAは64GBの内蔵ストレージに加え、microSDカード(最大1TB)に対応しています。

価格と発売時期(日本)

日本では、2026年9月29日から応援購入サービス「Makuake」で先行販売が始まっています(11月13日まで予定)。

  • スターターセット:通常価格13万9,800円(税込)、数量限定価格12万7,900円(税込)
  • オールインワンセット(MiCo、NDフィルター、予備バッテリーなど付属):通常価格17万7,800円(税込)、数量限定価格16万2,600円(税込)

Makuakeで購入した製品は10月中旬から下旬に発送を始め、11月中旬から下旬には家電量販店などで一般販売する予定と発表されています。色はホワイトとブラックの2色です。価格や時期は変わる可能性があるので、購入前に公式情報をご確認ください。

まとめ

HOVERAir VERSAは、「普段はカメラ、必要なときだけ空へ」という新しい使い方を提案する製品です。ドローンを本格的に操縦するというより、日常の記録の延長で空からの視点を加えたい方に向いた1台といえます。一方で、空に上げればれっきとした無人航空機です。どこで、どう飛ばせるのかを知ってから使うことで、安心して撮影を楽しめます。

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国際ドローン協会(IDA)では、初めての方でも基礎から学べるドローン講習を行っています。機体の選び方や、安全に飛ばすための考え方も、講習で丁寧にお伝えしています。

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