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【IDA】水中ドローンは人気を得るのか?※動画付

標高4,000mでドローンを飛ばしました

こんばんは
国際ドローン協会
理事の伊藤 聡です。

ドローン関連のニュースを
意識してキャッチするようにしています。

先週は特に『水中ドローン』に関する
報道が目立っていました。

3.4億円を調達した企業とか
クラウドファンディングで発売開始した
企業とかが出ていましたね。

この勢いだと、来年あたりには
DJIからも今のMavicみたいな感じで
水中専門ドローンが出るかもしれません。

水中ドローンが売られたら
人気は出るのか?

もし、水中ドローンが発売されたとして
個人的には、人気は出ないと思います。

いくつか理由はありますが

・現状、ケーブルで接続しかなく
近場でしか操縦できない(無線操縦なし)

・撮りたくなるようなキレイな
海がそもそも身近にない

・本格的に楽しむためには
船が必要でハードルが高い

といった理由からです。

点検などの業務用なら便利ですが
楽しむためには難しそうだな、、と思ってます。

東京湾、汚くて
撮っても楽しくないでしょう。

沖縄とか、海がキレイな観光地で
レンタルがあれば、やってみたいですね!

業務用なら、需要は必ずあるので
仕事で関連するならニュースを要チェックです。

標高4,000mでドローンを
飛ばすとどうなるのか?

最近、恒例になっている
代表理事、榎本の南米での空撮案件レポートです。

富士山よりも高い標高4,000mで
ドローンを飛ばしました。

日本では体験できない場所での
空撮です。

チリのフラメンコ、という場所です。

まずは動画をご覧ください。

上記の動画が表示されない方はこちらから
http://ida-drone.com/maga/chilifra.mp4

一見、普通に飛ばせているように
見えませんか?

でも実は、かなり大変だったようです。

榎本からのコメントをご紹介します。

浮力、そして高山病

標高4,000m以上の高地での撮影。
風速16m/sec以上で気温も1°C

ドローンにはとても厳しい撮影条件でした。

4,200m付近でプロペラの揚力が足りないような
フィーリングが少しあり、失速気味になることがありました。

風が強かったせいもあり、モーターが
最高回転数に達することが多く、速度が通常より出ず
バッテリーの消耗も激しく、通常の30%以上の減りの速さを感じた。

標高が高いとやはり空気が薄くなり、
浮力にも影響を及ぼすと考えられる、それがドローンに
影響していると考えています。

ドローンにとっても厳しい条件でしたが
それよりもパイロットの体調管理の方が深刻です。

4,000m以上での高山病は重篤化する傾向があるのですが
撮影後、私も例外なく高山病にかかり体も動かなくなり
非常に苦労しました。

今回の撮影は極端な例ですが
ドローンの操作技術だけだなく、体調や体力も
空撮には大切だと改めて感じさせられた撮影だった。

ここまでです。

私は現地に足を運んでいませんが
過酷な様子が伺えて、心配です。

榎本からのコメントにもありましたが
パイロットの体調や体力も重要です。

特にこれから暑くなってきて
外にいるだけで体力が奪われます。

帽子やサングラス、水分補給は忘れずに
楽しくドローンを飛ばしましょう。

それでは、最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

一般社団法人国際ドローン協会
理事 伊藤 聡

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